自動為替取引AI開発

AI研究をしている博士後期課程のブログ

現状と今後

現状

データ

OANDA社,2005/01/01〜,1時間足

モデル

LSTMベースの深層学習モデル

取引数量を-1〜1で出力

シミュレーション

ー設定ー

・訓練(2005/01/01〜2017/12/31)評価(2018/01/01〜2020/02/22)

 ※年末年始の2週間は変動の不安定さを懸念し除外

・取引は火曜〜金曜の1時間毎

レバレッジ5倍まで

・取引通貨ペアはEUR/USD

・スプレッドはOANDAプロコースを想定し,0.8pipで固定

スワップポイントは未対応

・取引資産は3,000,000 JPY

 ※損益はUSD/JPYのレートを参照し算出

複利ではなく単利で取引

ー結果ー

・合計損益:+1,738,129 JPY(+57.9%)

 (2018年計:+748,415 JPY,2019年計:+928,265 JPY,2020年〜:+61,449 JPY)

・合計注文通貨数量:223,467,048 EUR

ー懸念ー

スワップポイントを加えると年率10~15%(週率0.2~0.3%)程度利益が減少する見込み?

・リアルタイム取引とのギャップ(推論時間,注文時間)

 

今後

目標

四半期程度のスパンで安定した利益を出し続ける

リサーチ対象キーワード

ベイズ理論(Bayesian deep learning

・Cocept drift

・DeepNEAT

具体的な改善

スワップポイントを考慮した学習,もしくは回避するルール付け

 スワップが日跨ぎ時の保有数依存であり,夏・冬時間に対応するのが面倒

 夏冬時間に対処するライブラリ機能とかある?

・進化アルゴリズムによって最適なモデル構造を探索

その他

・oanda apiを使った実取引環境の整備(ほぼ完成,エラー対応等)

・実取引状況の公開

損切りは必要なさそう?

・ファンダメンタルの導入予定はない

・研究,リサーチ状況をまとめていく